投資の基礎講座

資金を増やす株式投資の3つのキーワード

給料がなかなか上がらない、預貯金をコツコツ貯めても超低金利でほとんど増えない――
こうした状況の中で資産を効率よく増やすため、投資を始める人が増えています。中でも株は、資産を大きく増やすチャンスのある投資といえるでしょう。

株で資金を簡単に大きく増やしていくためのキーワードが3つあります。「少額資金」「大化け株」「乗り換え」です。

キーワード① 少額資金

ひとつめの「少額資金」というのは、具体的には30万円や50万円程度の資金を指します。

貯金の大半を突っ込んでしまうような投資であれば、リスクも大きく、簡単に始めることはできません。借金も同様です。しかし、30万円や50万円という少額を元手とするのであれば、手軽に始めることができます。少額資金を元手にして、100万円、300万円、500万円と大きく育てることができると言えば、株に大きな夢を見出すことができるでしょう。少額資金で始めれば、どんなに大きな失敗をしたとしても元手を超えることはありません。逆に、一度成功すれば、軌道に乗ってどんどん楽になっていくことでしょう。「少額資金」で始められるというのは、株式投資における最初のメリットなのです。

キーワード② 大化け株

2番目のキーワード「大化け株」というのは、少額資金を大きな資金に一気に変える武器となります。5%、10%の利益の積み上げでは、何度も売買を繰り返す必要があり、気が遠くなる作業です。しかし、資金を2倍、3倍、5倍、10倍にしていける武器があります。それが大化け株なのです。以前はファーストリテイリングやヤフー、セブンイレブンなどが何十倍にもなった銘柄ですが、2013年から2015年にかけてはガンホーやミクシィ、テンセントなどが大化けしました。

一回でも「大化け株」で大きな値幅を取れると、少額資金が大きな資金に育ち、その後の運用も一気に楽になります。「大化け株」でいかに大きな利益を取るかは、非常に重要です。

キーワード③ 乗り換え

3番目のキーワードは「乗り換え」です。少額資金で始めて、大化け株に一発で当たれば良いのですが、これはほぼ不可能と言えるでしょう。日本株3500銘柄、中国株1700銘柄のうち、その時々で最も旬な銘柄を一回の買い挑戦で買うというのは至難の業だからです。その時々の大化け株がありますから、そこにたどり着くために重要なことは銘柄の「乗り換え」となります。この「乗り換え」によって、何度でも「大化け株」の買いに挑戦することが可能となりましょう。特に少額資金の場合は、銘柄の選択を誤るとすぐに資金が滞ってしまいます。「少額資金」の段階こそ「乗り換え」がとても大切となります。

「乗り換え」を簡単に出来るようにするために、株式市場は毎日開かれ、「いつでも」「誰でも」「簡単に」「乗り換え」が出来る環境が用意されていると捉えていいでしょう。

一銘柄の上昇力には限界がある

私は株式投資顧問サービスのアドバイザーとして、これまで10年以上、日本株と中国株を合わせ延べ3万人以上の個人投資家をサポートしてきました。「小さな資金を大きく育てる」をテーマに、50万円の元手だった資金を2000万円以上(2018年1月現在)に増やすなど、小さな資金を巨額資金に大化けさせることにたびたび成功しています。

その経験からいえるのは、たとえ「少額資金」であっても、「大化け銘柄」の購入に何度か成功していけば、資産を大きく育てていくことは十分可能だということです。この方法さえ使えば、資金30万円からスタートしても、ハイリスクな投資に手を出すことなく、50万円、100万円、300万円と段階に踏むことによって投資格差時代の成功者に仲間入りすることができるでしょう。

一つの銘柄の価格の上昇力には通常、限界があります。値上がりするタイミングで買うことができたとしても、それだけで継続的に資金を増やすことはできないし、急落する恐れもあります。しかし、十分に値上がりしたところで利益確定し、増えた資金で次の値上がり銘柄に乗り換え、また利益を出して次へ……と繰り返していけば、資産を増やすことができるのです。

そこで本サイトでは、30万円から100万円までのプロセスと100万円から300万円、500万円まで増やしていくプロセスを分けて、段階的に資金を増やしていく実践的なテクニックを掲載しています。また、毎日の仕事に追われるビジネスパーソンにも運用できるよう、基本的には毎月一回の定期チェックだけで判断ができるように工夫しました。

このサイトによって、ひとりでも多くの方が株式投資で成功を積み重ね、「給料以外の収入の道」を開いていただければ幸いです。

本連載は、自著『資金30万円を巨額資産に大化けさせる 銘柄「乗り換え」株式投資法』(幻冬舎)から一部を抜粋したものです。本コラムは実際の投資の成功を保証するものではありません。本コラムを用いた運用は必ずご自身の責任と判断によって行ってください。本コラムの内容に関して運用した結果については、ライジングブル投資顧問株式会社はいかなる責任も負いかねます。なお、本コラムに記載されているデータや法令等は、いずれも執筆当時(2017年12月)のものであり、変更されていることがあります。
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プロフィール

藤村

ライジングブル投資顧問株式会社

代表取締役社長 藤村 哲也

【経歴】

1965年生まれ。横浜市立大学経営学科卒業。1990年太平洋証券(現・三菱UFJモルガンスタンレー証券)入社、証券営業を経て1996年より投資情報部で証券アナリストとして勤務。合併により2000年よりUFJつばさ証券(現・三菱UFJモルガンスタンレー証券)に勤務し、最終役職はUFJつばさ証券部長代理。独立後、2003年6月にライジングブル投資顧問株式会社を設立。中国株、日本株情報サイトを運営し、会員向けに株による財産形成を総合的にサポートしている。Yahoo! ファイナンス 投資の達人、All About株式ガイド。

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